#3 ホーム(ほーむ)
「ここで問題です。和水野駅のホームにあるものといえば!」
「陽菜(ひな)さん(※@)の売店!」
「ん〜…… 正解です!」
「答えは一つしかないのに思わせぶりなタメを…!」
「というわけでここは売店!駅の名物スポットだ!」
「なごみんの非売品グッズがたくさん置いてあって、賑やかなお店だよね」
「あの量は凄いな…もはやなごみんオンリーショップと看板を変えるべき
じゃないか…?」
「陽菜さん、なごみんのことすごく好きでいてくれるからね…」
「何もかも俺の愛らしさ故ってヤツか!くうっ、何て罪作りな…俺!!」
「……」
「えええい何だその物言いたげな視線は!言いたいことがあるなら
はっきり言えー!」
「ニセモノなのに…」
「だからってストレート過ぎる!!」
「どっちなの!?」
「陽菜さんは、なごみんがこの駅のマスコットキャラに決まってから、
ずっと好きでいてくれてるんだ」
「俺グッズ満載だし、たまには買い物に来るのもいいかもな!」
「そしてもう一つ。ここは…王子を待ち伏せする最重要ポイントだ!」
「ま、待ち伏せって…まあそうとしか言えないけど…!」
「学校帰りに降りてきた所を狙わないと、あいつ…絶対俺達を
避けるぞ!」
「(で、できればその方が気が楽だけど…
うう、そんなこと言えない…!)」
「安心しろ、言わなくても丸聞こえだ!」
「あああそうだった!!」
「目指せ王子とコンタクト!頑張るぞ、オー!」
「お、おー! うう…頑張ろう…!」
〜なごみんメモ〜
※@陽菜さん…和水野駅ホームにある売店のお姉さん。
美人で気さく、優しいと3拍子揃っており、男女問わず人気が高い。
実はなごみんマニアであり、売店は非売品のなごみんグッズで溢れている。
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